まんまるが居間に佇む

日々のへんてこ事件・のほほん時間の覚え書き。

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久々に、

乗り物の中の話シリーズです。
といっても、今日はバスなんですけど(汗)
ちょっと人より何かが足りない(おつむ、なんて言わないでちょ)私は、
朝も早よから病院へ、定例の注射を受けに行って参りました。
朝からキンチュー(筋肉注射)は痛いぜよ(涙)

で、病院へはバスで行ってます。
車だと駐車場に困るし、生まれついての道音痴なので、
想定した時間に目的地に着けないこともしばしば(汗)
ということで、キンチューの後もバスで帰ってきました。

バスの停留所のベンチに腰掛けて、
さぁ読みかけの小説でもバッグから出そうとしたところ、
「このバスは○○1丁目通る?」と声が。

見ればマスクをした50がらみのおばさんが、
私になのか、私の隣に座る35歳くらいの女性になのか、話しかけているのだ。
とっさのことで首を縦に振りかけた私の横で、
女性はおばさんに向かい「通りますよ」と答えて下を向いた。

すると、おばさんは安堵したのか、ぺらぺらと機関銃のようにしゃべり始めた。
「よかったー。明日弟たちと母のお墓参りに行くんだけど、
いつもはタクシーだから分かんなくってぇー」

つい話につり込まれてふむふむと頷くと、女性はおばさんの話を完全無視。
おばさんは、私だけを見つめて一気呵成にたたみかけてくる。
「それでね、うちの旦那がそこの△△病院に入院しててね、
毎日お見舞いに行かないと機嫌が悪くって、
明日もお墓参りの後に行かなくちゃならないのよー」

そ、そう言われましても。
私の目をひしと見つめながら、おばさんのおしゃべりはもう止まらない。

「看護婦さんに聞くとね、そんなに短気には見えないって言ってくれるんだけど、
うちの旦那、私には凄くあたるのよー」

そ、そうですか(汗)
早くバス来い!

「まぁ、仕方ないのよね。こんなとこを切開して、金具入れたんだから、
まだ自分では動けないから、いらいらするのよね」
といいつつ、おばさんは自分の右ひざを抱えてみせる。

「それでね、せっかくお見舞いにいってもね、ほとんどリハビリ室にいるから、
病室にいないのよねー」

ここまで、私はただのひと言も発していない。
ただ目で頷くのみである。
でも、おばさんのおしゃべりは止まらない。

「それでね、明日は母のお墓参りなんだけど、
弟とか兄弟で集まって行くのよぉ。
一応旦那の入院のことがあるからさー、
弟のお嫁さんにも連絡したんだけど…、
っていっても、ほんとのお嫁さんじゃないんだけど」

と、ここでタイムアウト。
バスが来た♪

おばさんにせめてひと言「旦那さん、お大事に」と言ってあげたかったが、
バスが来ると待っていた客は皆一斉に、
ぞろぞろと乗り込み始めるため、
おばさんとは成り行きでそのまま別れた。

おばさんは、場末のスナックのママ風だったが、
白い使い捨てマスクは口元が濡れて少し汚れ、
いかにも生活に疲れている風だった。
きっと、ものすごくストレスが溜まっているのに、
それを吐き出す場がないんだろう。

おばさん、愚痴を聞いてくれる人がいれば、いいのにね。
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